食の都イタリアのシチリア島、ウィーンに登場

ザ・リッツ・カールトン、ウィーンにご滞在の際は、シェフ、チッチョ・スルターノが指揮を執る「Pastamara – Bar con Cucina」をお見逃しなく。

イタリア、トリノで生まれシチリアの街ジェーラで育った彼は、13歳で料理人としてのキャリアを積み始め、パティシエになるための修行を始めました。甘いもの全般への愛情は今も変わりませんが、さまざまな食材に情熱を傾けるようになり、シェフとしてのキャリアをスタート。「ペストリーの世界ではスイーツしかないけれど、キッチンでは無限の可能性がある」というのが彼がシェフになった理由です。

彼はその可能性を最大限に追及。ミシュランの2つ星を獲得したこのシェフは、長年にわたって独自の料理の道を突き進み、その過程で知識と技術を磨いてきました。そして今、彼の物語に新たな章が加わりました。新たな章の幕開けの舞台となるのは、伝統料理を再考するスタイリッシュなバー＆キッチン「Pastamara」。イカがたっぷり入ったアランチーニ、マグロの腹身とカポナータ、ウチワサボテンのスープを添えた代表的なカンノーロなどのお料理で、本格的なシチリアの味わいをご堪能いただけます。

このバー＆キッチンでの体験の中心となるのは、イタリア文化に強く根ざした食習慣であるアペリティーボです。スルターノシェフの母国、イタリアの雰囲気に浸る夜を演出する、シックでエレガントなディナー前のリチュアルをお楽しみください。

斬新なアレンジを加えたドイツの定番料理

バルト海からバイエルン アルプスまで、ドイツにはミシュランの星を獲得したレストランが390軒もあります。その事実は、ドイツ料理がブラートヴルスト、ザワークラウト、プレッツェルだけにとどまらず、ドイツの景観と同様に多彩であることの証です。

過去50年間でドイツ料理に決定的な革命をもたらしたディーター・ミュラーは、この国の料理を進化させた仕掛け人の一人です。ミュラーはシェフとしてのキャリアの中でミシュランの3つ星を獲得し、現代ドイツ料理の創始者の一人と評価されています。彼は、ザ・リッツ・カールトン、ベルリンの「POTS」の総料理長であるクリストファー・クヤンスキーを含む、数え切れないほどの才能ある若いシェフたちに彼の料理に対する情熱と献身を伝えてきました。

ベルリンのポツダム広場の中心部でミュラーとクヤンスキーが手掛ける、モダンなアレンジを加えた伝統的なドイツ料理をご堪能ください。サバとビーツ、グリルしたオニオンのヴィネグレットソース添え、ポルニッシュ風カリフラワーとエッグ、燻製魚のベルーテのキャビア添えなど、地元産の肉や旬の食材が光るお料理をご提供しています。

ワインリストも地元産にこだわり、ソムリエのマティアス・ブランドワイナーがサステナビリティと知名度の低いワインメーカーに焦点を当てて厳選した、200以上のドイツワインを取り揃えています。

スイスの伝統が息づく新しい北欧料理

ザ・リッツ・カールトン、ホテル ドゥ ラ ペ、ジュネーブの北欧レストラン「Fiskebar」では、シェフのフランチェスカ・フッチがこれまでのスイスにない、新しいコンセプトを考案。スイスのアルプス産の上質な農産品がもたらす、至高のスカンジナビア料理をご堪能ください。

食材一つひとつの味がフッチシェフの哲学の道しるべとなる、極めて創造的で率直なアプローチ。食材に対する独自の理念に基づいて、シェフは常に希少で高級な食材を探し求めています。新鮮な魚介類、種類豊富な発酵食品、ピクルスなどのスカンジナビアの恵みを活かしたお料理には、スモークトラウトのキュウリと発酵乳添えや、キャビア、海藻、スモークポテトを添えたカニ料理などがあります。メニューを熟知したご案内専任のスタッフが常駐しており、季節に応じて替わるメニューが、8週間ごとにまったく新しいお食事体験をご提供しています。

夏季には文字通り水上で「Fiskebar」のお食事をお楽しみいただけます。「Båd by Fiskebar」は、レマン湖では他に類を見ないフローティング テーブル体験をご提供しています。